もう迷わない。無垢材の種類は3つのポイントで選べる

コラム, 家具の選び方

何の樹種がオススメですか?

オーダー家具の相談で良く出る質問です。

無垢材の家具にしよう!と決めたは良いモノの、いざ検討するとその種類の多さで悩みますよね。

そこで樹種の検討フローを考えました。

1.樹種の検討要素は3つ

1.1和風か洋風か

まず一つ目の分け方。

・和風にするなら国産材
・洋風にするなら外材

無垢材の種類には国産材と呼ばれる杉・ひのき・ケヤキ・クリなど日本で成長した樹種と、外材と呼ばれるウォールナット、メープル、チェリーなどがあります。

一般的に国産材は木目がはっきりしているものが多いです。
日本で昔から作られている和家具はケヤキ、クリなどを使っています。
なので木目がはっきりしている家具をみると和風な感じがしてしまうのです。

同じ形の家具でも木目が変わるとまったく違う印象になります。

1.2どのような雰囲気の部屋にしたいか

自分が目指す雰囲気の部屋をイメージしましょう。

ポップな感じにするのか、ナチュラルなお部屋にするか、はたまた高級感があって重厚な部屋にするか。

これは色味で決めていきます。

・ポップな感じは白系の無垢材にカラーの小物で
・ナチュラルなお部屋は中間色の無垢材
・明るいお部屋は白系
・高級感のあるお部屋はダーク系の無垢材

1.2.1ポップなお部屋はカラーを入れて

まずポップな感じですね。無垢材だけでポップな感じを表現するのは難しいのでナチュラル系か白系の無垢材にカラーのある小物を合わせるのが良いです。

無垢材ではなく突板合板で製作して一部をメラミンなどの色を選べる表面材にしてもよいですね。

ナチュラルな色味の代表は

ナラ
ナラ
タモ
タモ

白っぽい色の代表は

メープル
メープル
ホワイトアッシュ
ホワイトアッシュ
ひのき
ひのき

1.2.2ナチュラルなお部屋は中間色の無垢材

”the木” と呼ばれる(?)くらい定番な色味。木といえば皆さんが想像されるのはこの薄い褐色だと思います。

どんな小物にも合わせやすく、鉄や革とも相性が良い。お部屋の雰囲気も木の温もりが溢れていて少し明るい感じ。

もし迷ったらこのナチュラル系を選んでおけば間違いないと思います。

チェリーも選択肢にいれても良いと思います。
ただ、初めは明るい色味をしていますが、月日がたつとどんどんと濃い色になっていくので、明るい色が良いなという方は注意が必要です。

ナチュラルな色味の代表は

ナラ
ナラ
タモ
タモ
クルミ
クルミ

1.2.3明るいお部屋は白系の無垢材

とにかく明るい部屋にしたい場合は白系の無垢材。
木にもこんなに白っぽい色があったのかと思わせる樹種たちです。

白っぽい無垢材の良い点は無垢材の重厚な感じがしないところですね。無垢材は好きだけど、どうも重厚になりすぎるという方には良いです。

光も取り入れてお部屋が凄く明るい雰囲気になります。

白っぽい色の代表は

メープル
メープル
ホワイトアッシュ
ホワイトアッシュ
ひのき
ひのき

1.2.4高級感を出すならダーク系

高級感を出すならダーク系です。

高級感がある無垢材家具の代表ともいえるウォールナット材、そして経年変化が楽しいブラックチェリー材。

一般的にはこの2つが代表樹種です。

前の項でもふれましたが、チェリーは初めは明るい色なのでどちらかというとンナチュラル系です。月日がたつにつれて濃くなるので、無垢材の変化も楽しみたいかたにはおすすめです。

ウォールナット
ウォールナット
チェリー
チェリー
(左:変化後 
右:変化前)

1.3使用用途で決める

樹種には固いものと、柔らかいものがあります。

基本的に広葉は固くて、針葉樹は柔らかいです。
そして固いのは重く、柔らかいのは軽いです。

テーブルはみんなで良く使うし、ものを良く書くから固い方がよい。
ちょっとしたスツールは移動も頻繁にするので軽い方がよいな。

というような感じで固い方がよいのか、柔らかくても軽い方がよいかなど、使用用途できめていきましょう。

2.結論

幅広い樹種の選択。悩み出したらキリがありません。

今までのお客様も悩みの沼にはまることがありましたが、だいたい初めの直感に戻って決めました。

結果、やっぱり『最初に良いと思っていたのにして正解だった』とみなさんおっしゃります。

上のポイントに当てはめていって、迷ったときは自分のセンス・直感にしたがうのも大事ですね。

オーダー家具の樹種選びも楽しんで下さい。

それでは。

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