無垢材のメンテナンス方法
Contents
1.無垢材のメンテナンスについて
オイル塗装の無垢材は使っているうちに表面のオイルが無くなってきて肌触りがカサカサしてきたり、艶が無くなってきたりします。
定期的にメンテナンスをすることで艶が戻り深みを増していきます。
またご自分でメンテナンスすることで愛着もわいてきます。 比較的容易にメンテナンスすることが出来ますので是非チャレンジしてみて下さい。
また、ちょっとしたキズや凹みなら修復することも可能です。
1.1 メンテナンスで出来ること。
- 艶をよみがえらす(通常のメンテナンス)
- 軽度の凹みを戻す
- 染みや汚れを綺麗にする
2.メンテナンス方法
2.1 普段のメンテナンス
まずは気楽にオイルをぬってみよう。
『ちょっとかさついてきたかな? たまにはオイルぬっておこう』というような感じで半年に一回くらいで大丈夫です。
これだけでも見た目が変わって木の味わいが増します。
○用意する物
- 木片
- メンテナンスオイル
- ウエス2枚(オイル塗布用、オイル拭き取り用)
○作業手順
- ウエスにオイルを適量付けます。
- オイルを天板全面に刷り込むように塗り広げます。この時ベタベタになるほど大量に付けないよう注意して下さい。
- 新しいウエスで余分なオイルを拭き取って下さい。染み込みすぎた場合は後から噴き出てくることがあり染みの原因になりますので、時間をあけて再度拭き取りを行います。
2.2 艶をよみがえらすメンテナンス
○用意する物
- サンドペーパー#400
- 木片
- メンテナンスオイル
- ウエス3枚(研磨粉拭き取り用、オイル塗布用、オイル拭き取り用)
○作業手順
- 表面が毛羽立っているような時は木片に巻いたサンドペーパーで軽く研磨します。この時に木目に沿って研磨するようにして下さい。木目に直行する方向で研磨するとペーパーによる傷が目立ちます。 また木片に巻くことで平面を崩さずに研磨することが出来ます。
- 研磨粉をウエスで綺麗に拭き取る。
- ウエスにオイルを適量付けます。
- オイルを天板全面に刷り込むように塗り広げます。この時ベタベタになるほど大量に付けないよう注意して下さい。
- 新しいウエスで余分なオイルを拭き取って下さい。染み込みすぎた場合は後から噴き出てくることがあり染みの原因になりますので、時間をあけて再度拭き取りを行います。
2.3 軽度の凹みを戻す
○用意する物
- アイロン
- ウエス
○作業手順
- ウエスに水を付けて軽く絞る。
- 凹んだ部分にウエスを置いて上からアイロンを当て蒸気を送りこむようにして下さい。
- 凹みが無くなるまで数回繰り返す。※深い凹みや繊維が切れている箇所は完全に戻すには難しいです。
- 水分により表面が毛羽立っている時は#400番のサンドペーパーで研磨した後、2.1の手順によりオイル塗布をして下さい。
※時間がある場合は凹みの箇所に濡らしたウエスの端切れをマスキングテープ等で一晩固定する方法もあります。
2.4 染みや汚れを綺麗にする
○用意する物
- サンドペーパー#400 or #240
- 木片
○作業手順
- 木片にサンドペーパ巻いて木目に沿って研磨して下さい。
- 軽い傷や汚れなら#400で研磨し、大き目の傷や濃い染みは#240で研磨します。傷の周辺も一緒に研磨することで全体に馴染むようにします。
- #240で研磨した場合は更に細かい#400で研磨します。
- その後2.1の手順によりオイル塗布をして下さい。
やってみるとむずかしいことはありませんが、サンドペーパーで家具に傷を付けるのは最初はちょっとこわいかもしれません。
不安なことがありましたらお問い合わせくださいませ。
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